トヨタ・2000GT

トヨタじゃなくてヤマハ?【トヨタ・2000GT】

トヨタのスポーツモデルとして1967年からたった3年間だけ作られたものがこのトヨタ2000GTというモデルです。

 

このモデルは、当時のスポーツモデルの典型である、アメリカ車のデザインを多分に取り入れた「ロングノーズ・ショートデッキ」スタイルを持つもので、その長いボンネットに当時の国産車としては珍しい直列6気筒エンジンを収めていました。

 

 

フレームはXバックボーンフレームというラダーフレームの進化バージョンを採用し、ラダーフレーム全盛の当時の国産車の中では異例でした。
エンジンは2リッター直列6気筒DOHCエンジンで当時のモデルとしてはグロス値(エンジン単体のパワー)で150psというかなりのパワーが与えられていました。

 

サスペンションはリジットサスペンション全盛の時代の中で四輪ダブルウィッシュボーンとし、ブレーキに至っては国産初の四輪ディスクブレーキを搭載していました。

 

当時、トヨタのスポーツ技術の粋を集めたスポーツモデル・・・、といいたいところなのですが、この車のほとんどはトヨタの技術で作られたものではありません。

 

実はそのほとんどはヤマハによって作られたもので、自動車の要となるエンジンですら、ベースこそクラウン用のエンジンを使ってはいるものの、それをDOHC化し、スポーツモデルらしいエンジンとしたのはヤマハです。

 

こうなるのもある意味当然、現在でもそうですがトヨタという自動車メーカーは確実に利益になるような車しか作らないところで偏った需要しかないスポーツモデルなど、作る意欲もなかったですし、作る技術も持たないところです。

 

そこでトヨタはある意味で企画発案者であるヤマハに丸投げした形とし、資金提供することで車名にトヨタという名前を入れました。現在の86と同じ考え方で作られた車といえるかも知れません。

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