マツダ・コスモスポーツ

ロータリーエンジンのパイロットモデル【マツダ・コスモスポーツ】

自動車にはレシプロエンジンというピストンの上下運動を回転に変換する構造を持つエンジンが使われていますが、もう1つちょっと変わった構造を持つロータリーエンジンというものがあります。

 

ロータリーエンジンというとマツダのRX-7やRX-8などが有名ですが、それらの車が作られるもっと前からマツダはロータリーエンジンを作って、それを市販車両に採用していました。

 

その初めてのモデルとなるのが、コスモスポーツというモデルです。

 

コスモスポーツは1967年から1972年まで販売されていたモデルで、とてもユニークなデザインを持つ2シーター2ドアクーペスタイルを持つボディに10A型と呼ばれるマツダ製のロータリーエンジンを搭載した形で作られていました。

 

ロータリーエンジンは当時はあまり知られておらず、かなり奇異の目で見られていました。

 

しかしわずか1000cc程度の排気量で最大128psを発生させるパワーと電気モーターのように高回転まで軽々と回るエンジン特性は当時のレシプロエンジンでは絶対にまねのできないものでした。

 

しかし、車は実用的なものという概念が強かった時代において2シーターで燃費も悪いこの車はあまり人気がなく、販売台数も振るわなかったことから1モデルで生産終了となりました。

 

しかし、この車のロータリーエンジンのパイロットモデルという役目は全うしました。

 

後継モデルとなるコスモAPの他にも、サバンナRX-3、ファミリア、ルーチェ、カペラ、RX-7、RX-8とロータリー搭載モデルが続々と発売されるようになったのも、コスモスポーツのインパクトの強さがあったからなのだと思います。

 

ちなみにこのモデルは現存する台数がかなり少ないことから、中古車販売店で気軽に購入するといった車ではありませんので、購入したい場合はそれなりの覚悟が必要となります。

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