フェアレディZ

初めて認められた日本のスポーツモデル、フェアレディZ

日産のスポーツモデルといえばやっぱりフェアレディZでしょう。

フェアレディZは2シーターオープンスポーツ、そう現在のマツダ・ロードスターのような車として発売された、ダットサン・フェアレディの後継モデルとして1968年から作られたもので、ファアレディのようなオープンスタイルではなく、完全なクローズドボディを持つスポーツモデルとしてつくられ、その当時、国産車のお手本となっていたアメリカ車のデザインを強く取り入れた、ロングノーズ・ショートデッキというデザインとされていました。

初代モデルはS30型、このモデル当時からアメリカに輸出され、アメリカでも安価な若年層向けのスポーツモデルとして大人気となり、「Zカー(ズィーカー)」と呼ばれて親しまれていました。

パワーユニットは当時に日産の主力エンジンだった直列6気筒のL型を用い、2リッターのL20から2.8リッターのL28まで用意されていました。

旧車として人気が高いのは、当初は輸出仕様として作られていた240ZとSOHC全盛の中でDOHCエンジンが搭載されていたZ432です。

240ZはL20の排気量拡大版として作られていたもので最初は輸出向けとして作られていたのですが、Gノーズと呼ばれる尖った形のフロントパーツとオーバーフェンダーを持つデザインが日本でも注目され、1971年に追加販売されたものです。

一方、Z432は見た目こそ他の2リッターモデルなどとほとんど変わりませんが、エンジンルームに収められているエンジンは特別なものとなっていました。

例えば、L20エンジンと搭載する2リッターモデルでは、SOHCの2バルブ、シングルキャブレターという当時の一般的となる形で作られていましたが、このZ432に搭載されているのはスカイラインGT-Rに搭載されたS20型エンジンを搭載しているため、Z432の4は4バルブ、3は3キャブレター、2は2カムシャフトで表されるようにDOHCエンジンを搭載しています。

もちろん動力性能はスカイラインGT-Rで実証済みですので、S30型の中で一番優れた性能を持つこととなりました。

一方、このS30型モデルの後半に発売されたS31型と呼ばれるもの、これはちょっとかわいそうなモデルです。

この時にちょうど昭和51年度排ガス規制が施行され、それによってより一層厳しい排ガス対策が必要で、それに対応する形でEGRや吸排気系に大幅な手直しがされました。

これによってスペック自体は変わらなかったのですが、現在ではいろいろとチューニングするうえで制約が出るということであまり好まれていません。これは次のモデルであるS130も同様となります。

 

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